ナビゲーション リンクのスキップTOP > ESSAY > 事件発生

 その日はよく晴れた日であった。
夕方陽が落ちてからルームメイトとプールのジャグジーにつかりに行った。
このプールは屋外だけど、University Apartment の関連者しか使えないので、入るのも出るのも鍵が必要である。部屋にひとつずつ鍵が渡されていて、それを使って重い鉄格子の扉を開ける。

その日はプールエリアには誰もいなかった。
荷物をいつものように、ジャグジーのすぐ後ろのベンチに置くと、貸切状態でまったりとジャグジーにつかった。
途中でひと泳ぎし、ライトアップされた夜のプールがキレイだったので、夜景を写真におさめた。サイトに載せようと思って。

プールサイドのデッキチェアには、誰かの忘れ物と思われる袋が置きっぱなしになっていた。
何枚か撮った後、ジャグジーのライトアップも撮り、ジャグジー後ろのベンチにカメラを置いた気がする。このとき、バッグにカメラを入れたかどうかは不明。

ずいぶん長くつかってそろそろ出ようかというころ、老夫婦がやってきた。
私たちは出て、Room Mate が先に行こうとしたので、私はあわてて軽く身体を拭き、パーカーを羽織ると、ジャグジーに足を入れかけた老夫婦と軽く挨拶を交わし、その場を後にした。

このとき、バッグにカメラを入れたかどうかも不明。暗かったのと、Room Mate に追いつこうとしてあわてていたのとで、いつになく持ち物確認をよくしなかった。これが運のツキだった。まさかあんなことになるだろうとは誰が予測できただろうか。

帰り際、プールの入り口で、入ってくる警備員とすれ違った。
大体、時刻は7時位であった。

その後部屋に戻り、シャワーを浴び、一息つくまでにおよそ20分。
持ち物を片付けようと、バッグを開き、カメラの入れ物を触って、中身がナイことに気づいた。

 ガ━━(゚Д゚;)━━━ン!!!!! 

私はあわててプールに戻ったが、カメラは見当たらず、老夫婦の姿はなく、代わりに 3 人の親子がジャグジーにつかっていた。
荷物はなぜかジャグジー後ろのベンチにではなく、ジャグジーの横の床の上に置いていた。

一旦部屋に戻った後、もう一度探しに行った。
3 人の親子はまだいたので、カメラを見なかったか聞いたが知らないという。
プールサイドのデッキチェアには、まだ、誰かの忘れ物と思われる袋が置いたままになっていた。

ここでこの事件に関連した人物を全て挙げてみよう。

■容疑者1:老夫婦

中華系の老夫婦。彼らが学校関係者なのか何なのかは不明。
私らのすぐ後に来たので、カメラを発見できる可能性は最も高いが、来たときにはベンチにものを置かず、すでにジャグジーにつかろうとしていた。かなりの高齢であることとを考慮すると、暗がりのベンチにあるカメラに気づいたかどうかは不明。
あまり裕福そうにも見えなかったが、このエリアに住めるのであればそれなりの経済状態であると考えられる。

推理1:「おやまぁ、こんなところにカメラが。きっとあのこたちがわすれたのね。
       あら、警備員がきたわ、あの人に渡しておきましょう。」
推理2:「おやまぁ、こんなところにカメラが。ラッキー。きっと神様が下さったのね。つかってみましょう。」
推理3:カメラには気づかなかった。
推理3':「おやまぁ、こんなところにカメラが。取りにくるかもしれないし、放っておきましょう。」

■容疑者2:警備員

誰かの忘れ物と思われる袋が置いたままになっていたことを考えると、
通常警備員は忘れ物には感知しないと思われる。
しかし、老夫婦が発見したカメラを渡した可能性は充分にある

推理1-1:「デジカメか。へへへ。もらっちゃえ。ラッキー」
推理3-1:カメラに気づかなかったし、老夫婦から渡されもしなかった。
推理3-2:「お!こんなところにカメラが。しめしめ、もらっちまえ。」

■容疑者3:子連れ家族

小学校低学年くらいの小さい子供と若い夫婦。もしも老夫婦がカメラに気づかず、または、気づいても放置した場合、気づく可能性は高い。しかし彼らはカメラは見なかったという。それにしても荷物をなぜベンチでなく床においていたのだろう。

推理1:見なかった
推理3-1-1:「あれ、こんなところにカメラが。もらってしまおう。ラッキー」

■容疑者4:空白の 20 分間に訪れた人物

普段プールに来る人はそう多くなく、しかもこの時刻、
老夫婦の後に誰かがやってきて、子連れ家族の前に出て行った可能性は低い。

■容疑者5:Room Mate

推理小説で、なんとびっくり、実は身内だったというパターン。
ほとんど可能性はないものの、一応関連人物ということで挙げておく。


 翌日学校に聞けば、University Apartment の施設は別のトコが管理してるといわれ、学校におそわった University Apartment の管轄のとこに聞けば、プールは別管理だといわれ、プールの掲示板に書いてあった番号①にTELしたら、ことごとく留守電で、つながったと思ったら、そこを管理しているのは別のところだと、TEL番号②を教えられ、そこにかけたらまた別のトコにまわされ、しかも留守電で
で、TEL③、TEL④、とたらいまわしにされた挙句、「そこを管理してるのはうちじゃなくて・・・」で、おしえられた番号がTEL番号①。

結局。
まわりまわってもとにもどった。それにしても。人の電話をたらいまわしにするのはやめてほしい。
わかった情報は、プール自体の管轄と警備は別だそうで、プール自体の管轄のところには忘れ物は届いていないということだった。

仕方なくWebをサーチし、UCI Police ってここらを警備しているところがあることを発見。
遺失物届けを出したものの、手がかりは得られず。。。
写真系Webサイトにするってことにしたのに、これじゃ更新できないじゃないか;
「知っている方はご一報を」系の張り紙をプールサイドに張っておいたものの、特に有力な手がかりを得られないまま、週末を迎えることとなってしまった。
そして・・・

つづき「容疑者」をよむ


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